Bio X Cell社 抗マウスCD16/CD32抗体の探索 #BE0307・#BP0307
抗マウスCD16/CD32抗体による信頼性と費用対効果の高いフローサイトメトリーの実現。
フローサイトメトリーは免疫学の基盤技術であり、タンパク質マーカーに基づいて細胞集団を正確に同定・定量化することができます。しかし、Fc受容体(FcR)への結合によって引き起こされる非特異的なバックグラウンド染色という共通の懸念事項があります。Bio X Cellの抗マウスCD16/CD32抗体は、偽陽性の低減、信頼性と再現性の高い結果の提供、さらにはin vivo機能アッセイへの適合性など、堅牢なソリューションを提供し、試薬コストの削減にも貢献します。
フローサイトメトリーでFcRを阻害する理由とは?
抗体はY字型の分子で、2つのドメインから構成されています。1つは抗原を認識し結合する役割を担う、非常に可変性の高いFab(抗原結合断片)ドメイン、もう1つはFc(結晶化断片)ドメインです。FcドメインはFc受容体(FcR)に結合し、抗体依存性細胞傷害(ADCC)や抗体依存性細胞貪食(ADCP)、抗原提示、ケモカインやサイトカインの放出といった免疫エフェクター機能を促進します[1,2]。
しかしながら、フローサイトメトリーアッセイなど、抗原抗体反応に基づく細胞解析において、FcR-Fc結合は偽陽性シグナルをもたらします。サンプルをFc受容体ブロッカーでプレインキュベートすることで、このような干渉を防ぐことができます。
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