年末年始休業のお知らせ・2025年
誠に勝手ながら、2025年12月27日(土)~2026年1月5日(月)までを年末年始休業とさせて頂きます。
1月6日(火)より通常営業となります。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
誠に勝手ながら、2025年12月27日(土)~2026年1月5日(月)までを年末年始休業とさせて頂きます。
1月6日(火)より通常営業となります。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
研究により、マクロファージとTreg細胞のリプログラミングを介したがん免疫抑制の鍵となるEPO/EPOR経路が明らかになった
注目の制御性T細胞
2025年のノーベル生理学・医学賞は、制御性T細胞(Treg)の発見に贈られました。これは免疫寛容の理解を根本から覆した、免疫学における画期的な発見です。
1990年代に坂口志文氏によって転写因子FOXP3を発現するCD25⁺CD4⁺細胞として発見されて以来、Tregは免疫バランスの重要な調節因子として認識され、過剰な免疫応答を抑制することで自己免疫を防御しています。しかし、腫瘍微小環境(TME)においては、この抑制メカニズムが問題となります。 Tregは、エフェクターT細胞を抑制し、免疫抑制環境を促進することで、いわゆる「コールド」腫瘍の維持を助けます。これらの腫瘍は、免疫チェックポイント阻害薬やその他の免疫療法に対して抵抗性を示します。
ノーベル賞受賞により、腫瘍免疫学における喫緊の課題に新たな焦点が当てられました。腫瘍内でTregをいかに精密に制御すれば、免疫ブレーキを解除し、抗腫瘍活性を回復させることができるのでしょうか?
意外な免疫抑制スイッチ:腫瘍由来エリスロポエチン
スタンフォード大学が最近発表したサイエンス誌の論文は、意外な答えを示しています。肝細胞癌(HCC)モデルにおいて、研究者らは腫瘍細胞がエリスロポエチン(EPO)を分泌し、免疫抑制を誘導することを発見しました。EPOは、従来、赤血球産生に関連するホルモンです。
炎症を起こしていない(「コールド」)腫瘍と炎症を起こしている(「ホット」)腫瘍を比較したところ、免疫抵抗性のコールド腫瘍ではEPOレベルが著しく上昇していることが分かりました。メカニズム的には、EPOはマクロファージが発現するEPO受容体(EPOR)に作用し、マクロファージをM2様、クッパー細胞様の状態へと再プログラム化します。
これらのマクロファージは、Tregの活性化と分極を促進する一方で、CD8⁺エフェクターT細胞の活性化とリクルートメントを阻害し、腫瘍を免疫攻撃から保護する自己強化的なEPO-EPOR-マクロファージ-Treg回路を形成します。
回路の解読:in vivo機能解析
この経路を実験的に解析するため、著者らは、機能グレードの抗体を用いて特定の免疫細胞集団を選択的に除去したり、主要な経路を調節したりすることで、一連の標的in vivo除去および阻害実験を実施しました。
Bio X Cell社の高品質な機能性抗体を用いたこれらの実験により、研究チームはTME内の細胞依存性を精度と再現性をもって解析することができました。
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平素よりBio X Cell(BXC)社抗体をご利用いただきありがとうございます。
誠に勝手ながら、弊社では以下の期間を年末年始休業とさせて頂きます。
年末年始休業期間: 2025年12月27日(土)~2025年1月5日(月)
BXC社製品は、ご注文から1~2週間ほどで納品となることが多いですが、休業期間に伴い、ご注文の時期によっては3週間以上の納期が見込まれます。
BXC社製品をご検討中で、年内の納品が必須の場合は、下記〆切日までのご注文をお願いいたします。
年内納品のご注文〆切日: 2024年12月11日(木)
平素よりBio X Cell(BXC)社抗体をご利用いただきありがとうございます。
BXC社では例年1月に価格改定があり、来年も値上がりが見込まれております。
弊社では、お客様にメーカー価格改定前に少しでもお安くお求めいただけるよう、2025年12月24日までのご注文に限り、BXC社抗体等カタログ製品の価格を見直してお見積りしております。
年末年始の休業期間があることから、12月にご注文頂き、1月中旬に納品することも可能です。
(入出荷の日程の都合上、1月14日以降の納品が見込まれます。ご注文の際にご指定下さい。)
年明けの価格改定の前にBio X Cell社製品をぜひお求めください!!
新世代のCAR-T細胞工学
キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法が臨床に登場してから10年、研究者たちは今、文字通り体内の細胞に目を向けています。患者自身のT細胞を体内で再プログラムする「生体内CAR-T」という概念は、細胞療法の製造方法と投与方法を根本的に変えようとしています。
費用と時間がかかる体外製造とは対照的に、生体内CAR-Tアプローチでは、標的遺伝子導入システムを用いてCARをコードする遺伝物質を循環T細胞に直接導入します。その目的は、製造と物流を簡素化し、治療までの時間を短縮し、アクセス性を向上させると同時に、CAR-T療法を特徴づける強力な細胞傷害活性を維持することです。
in vivo CAR-T開発の勢い
この分野は急速に拡大しています。2025年だけでも、複数の注目度の高い提携や買収が行われ、取引総額は50億米ドル近くに達しました。同時に、学術論文も増加の一途をたどり、世界中で目覚ましい前臨床データおよび初期臨床データが発表されています。
9月には、CAR-T療法のパイオニアであるカール・ジューン教授が、in vivo CAR-T開発をリードする10社の科学者たちとともに、in vivo CAR-Tエンジニアリングにおける現在の進捗状況と主要な課題を概説した画期的な総説論文をNature Reviews Drug Discovery誌に発表しました。
コンセンサスは明確です。デリバリー技術の向上に伴い、in vivo CAR-Tは今後10年以内に概念実証段階から臨床応用段階へと移行する可能性が高いと考えられています。
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CiteAbによると、Bio X Cell社のコロニー刺激因子1受容体(CSF1R)抗体は、既に120以上の査読済み論文で引用されています。特筆すべきは、今年最初の8ヶ月間で、これらの抗体を用いた9本の論文がNature、Science、Cellに掲載されたことです。この急増は、生物学研究におけるCSF1Rの重要な役割と、その機能を解析するための信頼性の高い抗体ツールの価値の両方を反映しています。
胃がんなどの固形腫瘍は、CXCL12-CXCR4経路を利用して多形核骨髄由来抑制細胞(PMN-MDSC)を大量に動員し、免疫抑制性の微小環境を形成し、PD-1/PD-L1抗体に対する耐性を獲得します。CXCR4完全拮抗薬を用いてこの経路を阻害するこれまでの試みは、骨髄で誘発される代償性顆粒球新生のために治療効果が限られていました。さらに、腫瘍中の好中球は非常に不均一であり、腫瘍形成を促進するものもあれば、抗腫瘍機能を持つものもあります。「良い」ものを残しながら「悪い」ものを排除することは可能なのでしょうか?
本年9月28日~10月3日に、愛媛県松山市において、下記国際会議「AIRAPT-29」が開催され、世界から食品高圧加工を含めた生物関連高圧科学の専門家が集います。国内開催の国際会議でございますので、ぜひご参加ください。
第29回 高圧力科学と技術に関する国際会議
https://smartconf.jp/content/airapt29/
弊社も企業展示ブースに出展します。
[会期] 2025年9月28日(日)~10月3日(金)
[会場] 愛媛県民文化会館 (愛媛県松山市道後町2丁目5-1)
多数のご来場ありがとうございました。
高圧加工食品は、1990年にジャム糖として世界に先駆けて日本で実用化しました。その後は、海外でジュース、肉製品等の高圧加工食品市場が拡がる一方で、日本では、食品衛生法の高い障壁により、高圧加工ジュースは普及しませんでした。
この度、35年間の歳月を経て、2025年7月15日に、青木フルーツ株式会社と農研機構との連携が実を結び、6種類の高圧加工ジュースがついに実用化しました。
本件については、国際会議「AIRAPT-29」の中でも触れられるとのことですので、ご関心がある方は是非ともAIRAPT-29への参加登録をお願いすると共に、生物関連研究交流会への参加をご検討頂きたくお願い申し上げます。
AIRAPT-29では、弊社シン・コーポレーションも企業展示ブースに出展します。
非加熱で“フルーツ本来の栄養”をまるごとチャージ
国内初のダブルプレスジュース™『Vicca🄬』新登場! 青木フルーツ株式会社 様
https://aokifruit.jp/wp/wp-content/uploads/2025/07/info_250715_01.pdf
第29回 高圧力科学と技術に関する国際会議「AIRAPT-29」
https://smartconf.jp/content/airapt29/